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3.東京都青栴市における生息及び繁殖状況 |
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①生息状況
冬になると、丘陵地や山地で雄の鳴き声を聞くことが多くなります。
声が聞こえる地点数から考えると、それなりの個体数が生息していると考えられます。でも、どれくらいの数が生息しているのかは分かりません。
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年 |
雛の巣立ちを
確認した営巣地数 |
巣 |
2003 |
1 |
巣箱 |
2004 |
0 |
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2005 |
1 |
樹洞 |
2006 |
4 |
巣箱、樹洞2、不明1 |
2007 |
0 |
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2008 |
2 |
巣箱、不明 |
2009 |
4 |
巣箱、樹洞、不明2 |
2010 |
0 |
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2011 |
1 |
不明 |
2012 |
3 |
樹洞2、地上1 |
②繁殖状況
生息状況同様、繁殖状況もよく分かっていません。
特にフクロウの繁殖状況を調べているわけではありませんが、参考までに各年に観察した繁殖成功営巣地数を右表に示します。
ここでは、偶然に巣立ち雛を見つけて、繁殖の成功を把握したという例がほとんどです。実際には、もっと多くの営巣地で繁殖しているはずです。 |
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一般にフクロウは、樹木の洞で営巣することが多いようですが、タカやカラスの古巣を利用したり、樹上(幹折れ部)、岩のくぼみ、建物内、巣箱、地上で産卵することもあります。
青梅市内では、2012年、地上で産卵し、雛が巣立った事例が確認されました。巣はヒノキの根本にあり、巣内にはキジバトの羽が散乱していました。右写真の矢印の先の白い塊がフクロウの雛です。
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他の鳥の古巣を利用した場合や、地上で営巣した場合は、巣が天敵に襲われる可能性が高いと考えられます。
2014年、地上巣で、抱卵中(または抱雛中)だったと思われるフクロウの羽根が散乱していました。羽根の状態から、タカに襲われたと推測されます。 |
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営巣林で巣を見張る親 |
最も神経を使う相手は、やはりカラス? |
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巣立ち間もない雛 |
森の入り口で車のヘッドライトに照らされる巣立ち雛 |
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